ガルバリウム鋼板とは?
- 2022.1.11
緊急事態宣言のさなか、7月末に差し掛かりまして本格的に暑くなって来ましたね。
そろそろ夏本番が近い様に身にしみて感じます。
また世間は東京オリンピックの開催が近づいておりますが、このコロナ禍の影響の為
皆さん不安な日々が続いてると思います。
前回は屋根材でたまに見かける、パミール屋根についてご紹介させて頂きましたが、今回は
屋根でよく使用されているガルバリウム鋼板について、詳しくご説明させて頂きます。
先ずガルバリウムとは、ガルバリウムとは「亜鉛」と「アルミ」「シリコン」を組み合わせた合金のことです。
そのガルバリウムでメッキを施した鉄(鋼板)の建材がガルバリウム鋼板です。
現代ではそのメリットの多さから屋根や外壁に広く用いられています。
ここまで普及した最も大きな理由が「錆びにくさ」です。
メッキに使われる亜鉛は、溶けることで錆びによる穴あきの拡大を抑える防食作用を持っています。
今迄の板金は時間と共に亜鉛が溶けてなくなってしまうと防食作用が失われるという欠点がありました。
そこで亜鉛とアルミを組み合わせたガルバリウムが開発されました。
アルミには亜鉛が溶けてしまった穴を埋めてくれる保護作用があり、亜鉛の防食作用とサイクルして
自己修復作用を備えることになります。
1990年代にはその耐久性の高さから板金工事の主役は完全に今迄の板金からガルバリウム鋼板へ移行し
建材としてなくてはならない存在となりました。
・参考例として、ガルバリウム鋼板屋根の写真を載せます。
当社でも良く使用することが多いのですが、ガルバリウム鋼板は施工中に傷が付きやすい為、
運ぶ際はゆっくり丁寧にしないとダメなので特に気を使います。
一般的には分厚くて頑丈というイメージが強いと思うのですが、一般的な家庭だと3.5ミリ前後の物が多く
表面がペラペラで意外と薄いです。
また表面がツルツルしているため、滑りやすく、大雪が降った時等は気を付けて下さい。
屋根材自体は重たいイメージがあると思いますが、実際のところは意外と軽量の為、強い地震が来たとき等
耐震性にも優れております。
また断熱材一体型が有りまして、ガルバリウム鋼板の裏に断熱材を貼り付けることで、金属建材の弱点である
断熱性や遮音性を補いまして結果的に他の屋根材や外壁材より優れた性能を得られる建材となっています。
当社ではお客様のご自宅にあった適切な提案をさせて頂いております!
少しでも気になる方や、ご興味のある方、そろそろお考えの方等、お気軽に何でもお問い合わせ下さいませ。