ラジカル制御について
- 2022.4.26
9月も後半に差し掛かりまして、秋の気配を感じる季節になりましたね。
朝晩と少し肌寒く感じている方も、多いかも知れません。
また先日は秋雨前線や台風の通過等により、雨が多い季節でも
有りますので注意が必要ですね。
皆さんの住まれている地域は如何でしょうか?
ところで、いままで屋根材についての記事を掲載してきましたが、今回は塗料の
ラジカル制御について、ご紹介をさせて頂きます。
「ラジカル」とは、塗料の主成分のひとつ「酸化チタン」に紫外線が 当ることにより発生する
物質で、塗膜を破壊し劣化を促進させます。
その塗装の劣化因子である「ラジカル」を抑制することです。
劣化因子を抑制するため、塗装が劣化する速度を緩和できます。
ラジカル制御を含む塗料は2021年現在たくさんのメーカーから出ています。その中の例題として
日本の大手最大メーカーと言えば「関西ペイント」「日本ペイント」、「SK化研」の3社が有ります。
3社が出している塗料は沢山種類が有りますが、今回はその中でも有名な、関西ペイントのダ
イナミック、日本ペイントのパーフェクトトップ、SK化研のプレミアムシリコンについてご説明
をさせて頂きます。
以下がその写真になります。
私の見解では、今までのシリコン塗料に比べて、使いやすさ耐久性に優れていると思います。
先ず関西ペイントのダイナミックですが、「ラジカル制御型塗料」で、同型塗料としては
やや遅めの2016年に発売してます。水性のシリコン樹脂塗料です。
この中だと一番金額が高いイメージですが、車の塗料に使われていることでも有名ですね。
この中だと一番粒子が細かくて、硬めの為、作業的には塗りづらかったという職人もいます。
人それぞれの意見なので実際は人によりますが。。。
また付属の強化剤の働きにより、雨天でも塗装作業が可能となる為、天気による施工スケジュー
ルのズレが起こりづらくなることも良いですね。
次に日本ペイントのパーフェクトトップですが、こちらも「ラジカル制御型塗料」で、
同型塗料としては2012年に発売した、国内初のラジカル制御型塗料です。
水性のアクリル樹脂塗料になります。
シリコン樹脂塗料と比べても、耐用年数が長くて、安価なイメージが有りますね。
通常は4種類ほどの選択肢になりますが、パーフェクトトップは5種類(「ツヤあり」「7分ツ
ヤ」「5分ツヤ」「3分ツヤ」「ツヤ消し」)存在します。
外壁は面積が大きいので、色や光沢のわずかな違いでも印象が変わりやすい部分ですよね。
一番相見積もりで提出する方が多いイメージがあります。
最後にSK化研のプレミアムシリコンですが、2012年に発売されて好評を博したラジカル制御
型塗料「パーフェクトトップ(日本ペイント)」に後続するかたちで、2015年に販売を開始しました。
「ラジカル制御型塗料」で、水性のハイブリッドシリコン樹脂塗料です。
当社ではこちらの商品を一番お勧めさせて頂いており、塗膜も標準所要量がダイナミック0.12~
0.14<パーフェクトトップ0.11~0.17<プレミアムシリコン0.22~0.35と、他の2社に比べると
一番塗膜厚があるのです。
コストも安価で、塗りやすいイメージが有りますね。
それと意外と知られていませんが国内シェア率はトップなのです。。。
当社では毎年定期検診で確認をするんですが、定期点検時にも安心してお伺いできます。
どういう塗料を使ったほうが良いのかお悩みの方、艶や色合いについて相談したい方、
お家に関して相談事がある方等、お気軽にお問い合わせをください。
少しでも気になる方は近くの専門家に、お気軽に診断だけでもお勧め致します。