ソーラーパネルについて
- 2023.6.17
6月に入りまして、日本の多くのエリアでは梅雨入りが発表されたらしいですね。
関東甲信も6月8日にようやく梅雨入りしました。
一年で最も昼間の長い時期ですが、生憎の雨模様が続く事もあり
6月のイベントや行事と言ってもピンとこない方も多いのではないでしょうか。
因みに6月は1年の内で唯一、国民の祝日がない月でも有ります。
アジサイやカタツムリ等、梅雨関連のイメージが強いシーズンです。
学校の行事では梅雨入り前のタイミングで運動会や体育祭があったり、
修学旅行が6月という学校もありますよね。
暑い夏も目前に控えております。
皆さんは如何お過ごしでしょうか。
ところで今回は、ソーラーパネルを屋根に設置をするメリット・デメリット、注意点等について
詳しくご説明をさせて頂きます。
面にソーラーパネルを設置するのと比べて、ソーラーパネルを屋根に設置する場合はどのようなメリットが得られるのでしょうか。
皆さんもご興味を持たれている方は、非常に多いのではないでしょうか。
屋根に設置する場合の主なメリットは、
次の3つです。
- 屋根の有効活用
- 日射量が多く効率的に発電できる
- ソーラーパネルで断熱効果
先ずはメリットを詳しく見ていきましょう。
一つが屋根の有効活用です。
一般家庭で使用する電気代を補う発電量を確保するためには、容量が3~5kWのソーラーパネルを設置する必要があります。
3~5kWのソーラーパネルを地面に設置するためには、大体18~30平米の広さの更地が必要なので戸建て住宅が建築されている土地に
ソーラーパネルを設置しようとしても、広さが足りない場合が殆どですね。
どうしても土地にソーラーパネルを設置したいなら、新たに土地を購入する必要があります。
屋根に設置してしまえば、ソーラーパネル用に土地を確保する必要がなく、費用をかけずに屋根のスペースを無駄なく有効に活用することができますね。
二つが日射量が多く効率的に発電出来ることです。
ソーラーパネルには影がかかってしまうと発電量が落ちるという特徴があります。
影がかかる面積と発電量が比例することはありませんが、影響が出るのは確実です。
更地にソーラーパネルを設置すると、ソーラーパネル同士が影になることがあるので発電効率が落ちてしまうことがありますね。
しかしながら屋根は傾斜になっているため、周囲に高いビルや木がない限り、影ができることはありません。
地面に近い場所よりも屋根に設置する方が日射量が多くて効率的に発電できるメリットがあります。
三つがソーラーパネルで断熱効果が有ると言われてる所です。
ソーラーパネルには断熱効果があると言われています。
屋根に載せたソーラーパネルが太陽の日差しを遮ってくれることで、室内の温度が上がりにくくなるからです。
ソーラーパネルを屋根に設置することで、夏は日光を遮ることにより涼しく、冬は外への放熱を防いで暖かく過ごすことが出来ます。
またソーラーパネルによる断熱効果が発揮されれば、エアコンの使用を抑えることができるため、電気代の節約にも繋がりますね。
エアコンの消費電力が減れば二酸化炭素の排出も減るので、地球環境にも貢献することが可能です。
次は屋根にソーラーパネルを設置するデメリットを見ていきましょう。
ソーラーパネルを屋根に設置することで得られるのはメリットばかりではありません。
勿論デメリットのある箇所も存在します。
次のような以下の4つのデメリットもあります。
- 金具の取り付けによる雨漏り
- ソーラーパネルの重量で耐震性が低下
- 屋根の形や向きで発電量が低下
- 屋根の補修費用が高くなる
デメリットを詳しく見ていきましょう。
1つが、金属の取付による雨漏りです。
屋根に直接載せる屋根置き型のソーラーパネルを取り付けるためには金具で固定しなければなりません。
金具を屋根に取り付ける際に屋根に穴を開けなくてはならないので、技術が低い業者に依頼してしまうと雨漏りが発生する可能性がありますね。
雨漏りを防ぐためには技術の確かな信頼できる業者に設置を依頼することが大切になってきます。
ソーラーパネルの設置は経験が豊富な施工実績が多い業者にお任せましょう。
2つが、ソーラーパネルの重量で耐震性が低下となることです。
屋根の上にソーラーパネルを設置すると、ソーラーパネルの重さにより地震のときの揺れが大きくなる可能性があります。
ソーラーパネルの重量は平均で1平米あたり15kgくらいなので、5kWの容量を設置する場合は、屋根に300~400kg相当の負担がかかることになります。
屋根置き型は既存の屋根の上にソーラーパネルを設置するので、必然的に建物の重心が高くなりますね。
揺れやすくなると、建物への負荷がかかりやすくなり、耐震性にも影響が出る可能性が高いです。
耐震性に問題がある場合は補強工事が必要となりコストが増加します。
3つが、屋根の形や向きで発電量が低下となることです。
屋根は形や向きによってソーラーパネルの設置に適しているかどうかが決まります。
たとえばシンプルな切妻屋根の場合は、両面が東西向きなら2面設置が可能なため多くの電気を発電できる可能性が高いです。
1面の片流れ屋根は設置面積が広く取れるので、ソーラーパネルを多めに設置することで発電量が増やせます。
自宅の屋根が西や東を向いている場合は、ソーラーパネルを設置しても十分な発電量を期待することができません。
日光が当たる時間が長い南向きの屋根が、基本的に最もソーラーパネルの設置に適しています。
効率的な発電ができないため、北向きの屋根の場合は設置不可の場合が多いのです。
4つが屋根の補修費用が高くなることです。
劣化による雨漏りなどのリスクが軽減するために、屋根は定期的に塗装や点検などのメンテナンスが必要です。
ソーラーパネルを乗せている屋根の場合は、一度ソーラーパネルを外してから塗装を行う必要があるため、
ソーラーパネルなしの屋根と比較すると補修費用が高くなる傾向がありますね。
皆さんも良く注意をしておいて下さい。
最後にソーラーパネルの補助金についてご説明をさせて頂きます。
ソーラーパネルを設置するときに受給できる補助金の種類には、国、都道府県、市町村からの3種類の
パターンが有ります。
住宅にソーラー・パネルを設置したときにもらえる国の補助金は、設置するソーラー・パネルの最大出力(kW)に
補助金単価を掛け算して算出します。
このため、より多くのソーラー・パネルを設置して、出力が大きくなればなるほど、受け取れる補助金も増えます
(当然ながら、パネルが増えれば、設置にかかる全体費用も増えます)。
ただし設置するパネルの最大出力は10kW未満でなければなりません。
これを超えてパネルを設置した場合には、住宅を対象とする補助金の対象外になってしまいます。
住宅向けソーラー・パネルの平均出力は、1軒あたり4kW程度といわれていますから、10kWというのは平均的な家屋の倍以上ということになり
特別なケースになるでしょう。
一般的な住宅で、普通に設置したときには、10kWを超えることはまずありません。
2011年度まで、補助金の単価は1種類だったのですが、2012年度(平成24年度)からは、設置費用の高低によって2段階の単価が適用されることになりました。
具体的には、ソーラー・パネル 1kWあたりの設置費用が47.5万円以下なら3.5万円/kW、55万円以下なら3万円/kWです。
屋根のソーラーパネルについて、補助金等について詳しくご説明を聞きたい方、住宅に関してご質問事項等ある方は
何でもお気軽にお問合せを下さい。
少しでも気になる方は、近くの専門家に一度診断だけでもお勧め致します。